「レッドクローバーとツメクサは同じ?」



レッドクローバーやクローバーで、花冠や首飾りを作って遊んだ幼き日の思い出が有りませんか?四葉のクローバー捜しに、時間の経つのを忘れた経験ありませんか?日本人に馴染みの深いこの植物は、遠い昔オランダからやって来た外来種です。


【レッドクローバーとは?】
レッドクローバーとは、ヨーロッパ地方が原産地でマメ科に属し多年生植物です。夏になると赤紫色の花を沢山つけます。和名は、ムラサキツメクサやアカツメクサなどと呼ばれていますが、一般的にはレッドクローバーと言われています。シロツメクサ(クローバー)の葉は丸く、花は花茎の先に付きますが、アカツメクサ(レッドクローバー)の葉は少し尖った感じの葉形で、花は花茎の先に付く葉のすぐ上に咲きます。又、アカツメクサの突然変異種として、稀に白花が咲く株があります。これを園芸種にしたものが、セッカツメクサ(雪華詰草)又はシロバナアカツメクサ(白花赤詰草)と呼ばれているものです。

【ツメクサ(詰め草)の名称の由来】
戦国時代、当時唯一の貿易国であったオランダは、ガラス器を輸出する際、破損防止の為にクッションとしてレッドクローバーの枯れ花を器に詰めていました。ガラス器の詰め物として入って来たこの植物を、日本では枯れ花の色により、赤い詰め草=アカツメクサ、白い詰め草=シロツメクサと呼ばれました。シロツメクサ(クローバー)は硬い土壌でも育ち至る所で見掛けますが、アカツメクサ(レッドクローバー)は柔らかい砂地でないと育たない為、河川敷や川の土手など群生場所が限定されています。

【レッドクローバーの薬草としての効能】
原産地のヨーロッパでは、薬用のハーブとして長く利用されて来ました。レッドクローバーの有効成分は解明中ですが、中で最も研究が進んでいる成分はイソフラボンです。レッドクローバーに含まれるイソフラボンの種類の中で、ゲニスタインとダイドゼンは、女性の更年期障害を抑えるのに使用されてきました。又、咳止め、口内炎、気管支炎、外傷、湿疹などにも治療効果があるとされてきました。

園芸ハーブとしても花壇の縁取りや鉢植えなど、ピンク色の可愛いレッドクローバーの利用価値は大きく、自然観の演出効果は大ですよ。