「水晶浜の鳴き砂はどうして…」
水晶は石英から出来、水晶浜もまた石英粒から出来ています。旅行先の福井県美浜町の水晶浜で、歩くとキュッキュッと音がするのが楽しくて、何度も浜を行き来しました。環境のバロメーターである鳴き音が絶える事なく、美しい水晶浜が次世代にも受け継がれる必要性を感じました。
水晶は石英から出来ています。その石英(せきえい、クォーツ)は二酸化ケイ素 が結晶してでき、六角柱状のきれいな自形結晶をなすことが多い鉱物です。多くは無色透明で非常に透明度が高く、古来は水の結晶と考えられていました。特に結晶形が明瞭で透明度が高いものを水晶(すいしょう、クリスタル)と呼び、古くは玻璃(はり)と呼ばれて珍重されていました。
【パワーストーン・水晶】
水晶は美しくかつ希少であるため、古くから貴石として親しまれています。天然水晶は古来より『神聖な霊石』とされ、天然石の持つパワーを活用し邪悪を祓(はら)い、持つ人に幸運を運ぶ、と言い伝えられています。このような石(天然石、天然水晶)を、パワーストーン、又はスピリチュアルストーンと呼び、数珠、ブレスレット、ネックレス、指輪、印鑑などに加工し、『開運グッズ』『お守り・護符』として多くの人に重宝されています。
【水晶浜・鳴き砂】
花崗岩などの火成岩に多く含まれ水晶は4月の誕生石で、石言葉は「完璧・冷静沈着・神秘的」。砂は岩石が風化することにより生じますが、石英は風化に強く、砂を構成する主体は残った石英である事が多く一般的に、砂漠・砂丘の砂は石英が主成分となります。
鳴き砂で有名な水晶浜の成分もまた石英粒が主体で、砂全体に対して約65パーセント以上含まれていると、歩いた時石英の摩擦によりキュッキュッと音がします。鳴き砂は、川から流れた砂や、海岸線の崖などから落ちた砂が海中で攪拌され、波の穏やかな場所に漂着、堆積し水晶浜を形成して行きます。海洋汚染や自然破壊などが原因で、砂が鳴らなくなってしまうことがあります。一度鳴らなくなった鳴き砂を、再び甦らすのは非常に難しく自然保護が叫ばれ、各地で色々な取り組みが成されています。